店主前本大輔とは…
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実は私はすごく気の弱い畳屋です。

私は京都の畳の専門学校に4年間修行しながら通っていました。
その学校では年に一度開催される京都畳技術競技大会で一学年で一人しかもらえない京都府知事賞を二年連続でいただきました。

修行も終わり実家に帰ったのですが、賞を取ったにも関らず、お寺などの難しい仕事になると夜も寝付けないこともあるくらい気が弱く、決して強気な商売も出来ないですが、お客様には丁寧な仕事だと言われるようになりました。
丁寧な仕事をさせていただくので、朝引き上げて、夕方納めさせていただくとしたら、六畳か八畳しか出来ません
前本畳店から作られた畳は価格の差はありますが、同じものでありたいので、一枚一枚丁寧に気持ちを込めて作らせていただいてます。
また手縫いが出来るからといって、無理やり手縫いをして、高価な料金を頂くつもりもございません。
手縫いは手縫いのいい所、機械には機械のいい所がありますので、その両方をうまく使い分けて、畳と作ることの出来る畳屋だと思っています。
前本畳店とは・・・

特別な畳屋ではございませんが、手縫いや特殊な畳などいろいろな畳を作ることの出来る畳屋であれば、いろいろな方からご注文いただけると思いまして、賞は頂ましたが、まだ出来ないこともありますので、益々勉強に励んでさらにいろいろな畳が作れる畳屋になりたいと思います。
この地域では昔ながらのすべて手縫い仕上げの畳を作ることの出来る数少ない畳屋の一軒ですので、出来る限り手縫いを残していきたいです。
またその手縫いを少しでもいろいろな方に見ていただきたいので、出来る限り店先に畳台を出して、手縫い作業を見てもらえるようにしています。

畳屋になると決めたのは小学生の頃からなると言っていたみたいです。(担任の先生の話です。)
私はもの作りが好きなのもありますが、父が畳屋で小さい頃から父の背中を見てきて私もこうなりたいと思い、畳屋になりました。その父はすごく畳に拘りを持って仕事に望んでいました。
そんな父に少しでも近づけるように日々努力しています。
私には二歳の息子が最近畳の針を持って畳を縫う真似をするのですが、この子も将来畳屋になるのかなと思いながら、息子に親父のすごさを見せているところです。
最後に
この仕事をやっていると自分の好きな畳が作れて、いろいろな人と話が出来て、お客様にありがとうと直接言っていただけるこの仕事をしていてよかったとおもいます。
私は気が弱い上に恥ずかしがり屋で商売人としてはどうかと思いますが、大人数では話すのは苦手ですが、一対一で話すといろいろ話すことができるので、そして畳のことになるといろいろ話しますので、いろいろ聞いてください。
このような気が弱くて恥ずかしがり屋で畳屋を天職と勝手に思っている、京都府知事賞を二年連続で受賞した畳屋の兄ちゃんにもしよろしければ、お問い合わせ、ご注文いただけると幸いです。

